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RENOMACHI CO-LABO
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リノベーターズファイルリノベーターズファイル

従来のリソースやノウハウなどを活かしつつ、独創的なアイデアや仕事手法により、
新たな価値、サービス、ネットワークを生み出している人”リノベーター”を紹介するシリーズ。

File. 01
不動産活用やリノベーションの企画を行う
京都一ファンキーな不動産屋さん「川端組」。
代表 川端寛之さんの仕事術(前編)

インタビュー

File. 01
不動産活用やリノベーションの企画を行う京都一ファンキーな不動産屋さん「川端組」。
代表 川端寛之さんの仕事術(前編)

シリーズ第1回目は、自身で物件紹介メディア『KAWABATA channel』を運営しながら、不動産仲介、リノベプロジェクト企画などを行う不動産屋の川端さん。よく話し、よく笑い、いろんな人やことや要素を巻き込んで、いつでも楽しいことが周りにいっぱい集まってくるような、独特な雰囲気の持ち主。その原動力はどこからやってくるのでしょうか。今のお仕事に至った経緯や、仕事への考え方など川端さんの魅力に迫ります。

リノベーター
川端寛之(Hiroyuki KAWABATA) / 株式会社川端組
 代表取締役組長
1977年生まれ。京都生まれの京都育ち。二児の父。大学卒業後、地元京都の不動産会社に就職し、不動産セレクトショップページ『セレクト京都』テナント専門サイト『テナントKYOTO』、社内個人プロジェクトサイト『京都トンガリエステート』を立ち上げる。2014年に独立し株式会社川端組。代表取締役組長となる。従来の不動産のイメージにとらわれない物件情報を発信するサイト『KAWABATA channel』の運営、賃貸や売買物件の仲介、不動産活用やリノベーションの企画を行う、京都一ファンキーな不動産屋さん。

KAWABATA channelのWEBサイト https://kawabata-channel.com/

▷『KAWABATA channel』(https://kawabata-channel.com/
2014年から川端さん自身が運営する物件紹介サイト。
京都を中心にリノベーション物件や進行中のプロジェクトについて多数掲載されている。
・Facebookページフォロワー 約4,700人 / https://www.facebook.com/KAWABATAchannel
・Instagramフォロワー約2,300人 / https://www.instagram.com/kawabata_channel/

ご自身で管理運営されているシェアオフィス「SOLUM」2階に川端さんの事務所があります


Index
【前編】(この記事)

1. 「自分の足で会社にいる自分と同じ高さに立ちたい」― これまでの仕事の経歴
2. 「資産の価値を上げることが不動産屋の仕事」― 現在の仕事の考え方
 
【後編】(次回)
3. 「南吹田の琥珀街(こはくがい)」― リノベーション具体事例
4.周りに求められることをやっていきたい」― これからの仕事

1. 「自分の足で会社にいる自分と同じ高さに立ちたい」― これまでの仕事の経歴

― 川端さんは今のお仕事に繋がる不動産や建築についてどのように学ばれたのでしょうか?

川端さん「不動産については、大学を卒業してから就職したフラットエージェンシーという不動産仲介会社で学びました。建築については学んだことないんですよ。一般的な不動産屋さんにいましたから。そもそも、やりたいことなんかなくて新卒で入社したので、大卒すぐは建築どころか不動産の知識もなんにもなかったんです。
 
ちなみに大学では恋愛と遊びを専攻していました(笑)だって恋愛ってすごいじゃないですか。1対1の、ね?真剣勝負ですよ。自分を売ることが苦手な人が多いから、今、世の中に営業がいないって言われているんですよ・・・(中略)」
 
フラットエージェンシーに入社してからはじめの2年間は主に学生とファミリーの賃貸物件の仲介をされていた川端さん。しかし一時的な付き合いが多く、関係性がなかなか残らないことに不満を感じていたところ、3年目からテナント担当に異動。つまりお店の物件仲介の担当になりました。
 
川端さん「同じ賃貸でも居住用と事業用って全然質が違うんです。例えば、住宅は内装工事を貸主がしますけどテナントは借り主がするじゃないですか。そういう知らんことばかりやから、店舗の内装工事の現場の人に「これ、何の意味があんの?」とか「これ、見たことない素材ですね」とか、8年ぐらい質問していたので、その間に勝手に建築の知識がついていたのかもしれません。その後、自分でリノベーション事業をするってなって、さらにのめり込んで具体的に聞くじゃないですか。学んだとするとそれですね。」

会社員時代の川端さん(右)

川端さん「そのあと会社を辞めて独立してすぐ、マンションを親から相続された人から「なんかおもしろいことができひんかな」って相談があったんです。
マンションって古くなっていくと家賃下げていくしかなくて先がない感がするじゃないですか。なんだか活気もないし、もはや夢も希望もないみたいな…。
「じゃあまず、ワンフロアをリノベーションしてちょっとずつ流れを変えていけたらいいですね」ということで、リノベーションのプランを出して、オーナーさんと進めていたんです。
ある日「この工事の次はどうしましょう?」って言った時に、オーナーさんが「いや、これで1回予算が底をつくんです。だから次、何年間は何もできません」って言われて。
それを聞いた瞬間に「やっぱり、やめましょう」って言いました。
 
なぜかというとリノベーションした部屋が徐々に増えて全体が変わっていくならおもしろいけど、ワンフロアだけだと点だけのためにやるとしたら、これは僕の仕事じゃない。
僕が提供できる価値って、点ではなくて線になったり、続いていくことで価値が上がっていくものだと思っているわけです。
だから、一つやって、はい終わり、みたいな話になってきたのでやめようって言いました。でも、やっぱり思いもあるからどうする?となって、じゃあ一緒に汗かこうってことで、僕は時給800円でDIYで参加したんですよ。企画料ももらわず交通費と時給800円で参加するから、教えてくれる大工さんを呼んで、オーナーと僕でやりましょうってことで一緒に作ったんです。今となってはそれが結構勉強になったと思います。お金はそんなに生んでへんけど経験をもらっているじゃないですか。当時、暇やったし京都から大阪まで行って1日大工仕事して帰ってくるみたいなことができたことが経験として大きかったかな。
 
結局、その後ワンルーム一部屋だけやって一旦そこで終わったんですけど、ほとんどの工事を自分らの手で作りました。やりたいことを実現するために経験が増えていく感じですね。」

川端さんがDIYで参加されたリノベーション物件

― どんな風に仕上げるか、などのアイデアは川端さんが出されたのですか?

川端さん「僕だけではなくオーナーさんと大工さんと話し合いながらですね。
一室だけのリノベーションってめちゃくちゃ難しくって価値がつくりにくいんですよ。
壁剥がして、ペンキで床塗って、無垢材で・・・ってやれることも流れも型も決まっているから。だからチャレンジングな素材を使ってみたりしました。でも、結局、値段的には安くなかったんですけど。
 
これは不動産屋が言うことじゃないですけど、オーナーさんが全部自分の手に取り戻していけばいいと思っているんです。どういうことかというと、今の一般的な形って、オーナーが不動産会社に家賃集金も含めて物件管理を全部任せて管理費を払っているわけですけど、それってなんか自分の持ち物やのに他人事じゃないですか。
 
今回の場合、相続で親から譲り受けたオーナーさんからの依頼だったので、不動産会社にお願いする意味ある?とか、管理ってこんなにお金取られているけど一体何してくれるか、実際にどんなことがされているか見てないしわからへんのですよ。だから1回管理も含めて全部オーナーが自分でやってみたらいいやん?ほんでできひんことだけ頼んだら?と言いました。
 
ビジネス的にどうかはわからないですけど、払っていたほど実際は手間がかからないという事実が経験としてわかるから、1回実際にやってみて納得してもらうプロジェクトでした。僕はこれを「オーナーのリノベーション」って言ってましたね(笑)」

物件のリノベーションだけでなくオーナーの意識もリノベーション

会社員時代、お金はもらえないながらも、声がかかったリノベーション案件に積極的に参加、提案してたくさんのアイデアが採用されていたそうです。
 
川端さん「設計士さんからしたら、現場のお客さんの声を常に聞いている不動産屋が言うことやから何が求められているか答え合わせできるわけじゃないですか。僕のアイデアはニーズのカンニングみたいなものですよね(笑)」
 
入社から居住用賃貸担当・テナント担当を経験して約10年後。店長候補に声がかかりましたが「店長を普通にやっても、たぶんおもしろくないなーと思った川端さんは、「50万円もらえませんか?こんなんサイトをやりたいんです」と社長に申し出て、社内個人プロジェクト、ちょっと尖った物件紹介サイト「トンガリエステート(https://kyoto-tongari.com/)」を立ち上げます。これは社内個人プロジェクトです。記事は全て川端さんが書いていました。
 
川端さん「トンガリエステートについてはそもそもリノベやコンサルをやるつもりでつくったんです。どれだけおもしろい建物をつくっても、出口(媒体)がなかったら誰にも届かへんじゃないですか。そっちの方に向いている出口をとりあえずつくっといて、そこにお客さんにいっぱい集まってもらっとけばその声を聞いてつくったものをそこに出せば、もう借り手が決まるんですよね。

京都トンガリエステートのWEBサイト https://kyoto-tongari.com/

★川端さんの経歴!
京都の大学卒業後→フラットエージェンシー入社→居住用賃貸担当→テナント担当→社内個人プロジェクト「京都トンガリエステート」→独立して川端組立ち上げ

― 今、川端さんが担っていらっしゃるデザイン監修的な仕事をすることになったきっかけや経緯、目的を教えてください。

川端さん「僕は辞めた時に、まず初めにブログに「何ができるかわかりません」って書いていたんです。(そのブログはこちら
そもそも目的は考えてなくて、まず自分の世の中での立ち位置がわからなかったんですよ。
とりあえず、会社を出てから考えますみたいな、潔い第1回目のブログです(笑)
でも、それで合っていて、周りにいてくれる人に僕にできることがあればと言って求められることをやっているうちに導かれるように伸びてきた結果が今です。
 
営業してどうこうとかこんなんやってますより、「こんなんできる?」みたいな流れの仕事が多いんですよ。それはビジネスモデル考えてないんでだめなんですけどね。それが弱点(笑)ふわっとしてるやんって言われる(笑)」

独立された経緯や思いを赤裸々に語ってくださいました

会社を辞めた大きな理由は、「リアリティのなさ」だと話す川端さん。
会社というフィルター越しでは社会の中で自分がどこにいるかわからなくなってしまったそう。でもトンガリエステートをやったことで、見える景色が前と変化し、今までは〈この会社の川端さん〉だったのが、1人の人間としての〈川端さん〉になってしまったということですが…。

― ・・・1人の人間としての川端さん、ってどういうことでしょう?

川端さん「わかりやすくいうと、会社の名前を見て来てくれるお客さんに僕自身は何もしてないじゃないですか。でも自分で投稿した記事を見て来店してもらうってほんとうのリアル(=僕自身)じゃないですか。その自分でつくった成果やその面白さを知ってしまったというのが大きいかもしれないですね。
だから一番初めの目標は、「自分の足で会社にいる自分と同じ高さに立ちたい」でした。いわば、会社にいる時は下半身が会社じゃないですか、上半身が僕でも。それを全部、自分でやってみたいと思ったっていうことです。野心や夢は、全然なかったですね。
 
独立する時、不動産免許は結構お金かかるんです。でも、調べたらもうちょっと頑張って仕事して貯めてから辞めなあかんとかなるのが嫌で、いくらいるか知らんまま辞めたんですよ。
だから1年半で会社のお金がなくなったんです(笑)
それで、最低限、やりたいことをやり続けられるくらいのお金はいる、っていう優先順位がその1年半でわかりました。リノベやりたいって言っても独立してすぐ来るわけないじゃないですか(笑)お金の意味はその時にわかりました。」

― 不動産の仕事は基本的にお一人で全部されているのですか?

川端さん「そうですね。1人で不動産屋をしている人は多くないけど、会社員の時もテナント担当は社内で僕1人でしたから。書類やお金もやってみんとわからんし、大きい会社にいてこなす件数と僕が1人でやる件数とでは数が違うんで、全然苦じゃないですね。たまたま全部できちゃうので。だって、仲介もそうやし、リノベのクリエイティブな部分も事務系もまた使う脳みそが違うじゃないですか。ずっとどれかをやり続けるより気分転換になっていい感じです(笑)
 
とはいえリノベーションに関してはその道のプロの人と組んでやります。僕はその方がいいものができるんじゃないかと思っているので、違うジャンルの人の力はどんどん借ります。
例えばアーティストや専門分野に特化している人などですね。
 
もし、ここに会社があったとして川端イズムな考えを持った人が集まってくれたとしても、その人たちが逆に何すんの?って。やったら別に他とその道のプロと一緒にそれぞれがやりたいことをやりゃいいんじゃないかなって思います。今は会社を大きくする必要性をあんまり感じない。」

イベントで来場者を案内する川端さん

2. 「資産の価値を上げることが不動産屋の仕事」― 現在の仕事の考え方

― 現在の一番多い仕事内容はなんですか?

川端さん「メインは不動産仲介ですね。変わった物件を求められることもありますが、実は変わった物件のニーズってすごくマイノリティで、普通の物件が多いですよ。それが意外って思う人も多いですけど。」

― ビジネスモデルはKAWABATA channelの掲載料ではなく、物件紹介による仲介手数料なんですね。

川端さん「もちろん。だから載せたくない物件をお願いされたら普通に断りますよ。KAWABATA channelの前で待ってくれている人は興味ない物件ですからと言って、普通の不動産屋さんを紹介する場合もあります。
例えば記事掲載費として大金をもらったとしても読者からしたら「なんやこれ!急に普通の出てきた!」ってなるじゃないですか(笑)それはたぶん載せても意味ないし。」

KAWABATA channelのWEBサイト https://kawabata-channel.com/

ちなみに川端さんの自宅も公開(https://kawabata-channel.com/103/)されています。
何を思ってマンションを買ったのか、何を思ってリノベしたのか。買うべきか借りるべきか論など。「不動産屋って人に物件は紹介するけど『そういうお前はどんなとこ住んでるねん』って思うじゃないですか、だから僕は公開しています。」と川端さん。

― 不動産的な立場から見て、リノベーションのお客さんをつけるのは大変ですか?

川端さん「いや、僕は楽ですよ。そもそもKAWABATA channelを見てくれている4,000人はそれを求めている。これから作るところの動線は自然に決まる。出口が大事。読者は35〜45歳の人って感覚があるけど、20代はまだ刺さらないかな?でもそれを壊してくれるのがインスタグラムかなと思っています。僕調べで、インスタは、京都の不動産で1位で、Facebookは2位。」

― 今まで携わってこられた事例をいくつか教えてください!

(1、美術専門学校のリノベーション)

すでに美しくて価値があるから価値を足さないべきだと考え、設計士さんに「できるだけ触らないで」と言った元美術専門学校のリノベーション案件。この場所の名前は「跡」「用地」という相反する意味をもつ『THE SITE』とつけられた。


(2、コンクリートブロック造のアパートのリノベーション)

外装の配色をアーティストに依頼した案件。異業種の人と一緒につくる事の可能性を知る。既存の建物が持つ美しさを尊重した上で、新たに加える部材や設備は、できる限り既製品やフェイク素材は使わない。美しさにこだわったリノベーションプロジェクト。


(3、プラントハンガー屋さんリノベーション)

とあるプラントハンガー屋さん(植物を吊るすアイテム)のリニューアル案件。絶対予算内には収まらないであろうアーティストによるアイデアを、川端さんが知り合いの大工さんなどにお願いして工務店のような形で間に入って実現。有機的なものと無機質なものでコントラストをつけた。「全然違うジャンルの人がこういうのに関わるとまた全然違う次元に行きますよね。」と川端さん。


(4、いま最大の極秘プロジェクト コンテナのオフィス)

絶賛進行中の、京都の街中に輸送コンテナを使ってシェアオフィスを作るプロジェクト。

― 川端さんがみんなを巻き込む時に気をつけていることはありますか?

川端さん「解像度がめっちゃ大事だと思っています。
どこからインプットするかと周りの人にどう伝えるかが問題です
 
例えばリノベーションされている事例をただ見に行って「こんなん流行ってんねや」や「こんなんかっこええな〜」っていうところで見たものをそのままソースにするのか、全然違うところから取ってくるのかというのはものすごく差があると思っています。
 
そして、その裏に込められた想いを聞いた上でインプットとするのか、表面的なところだけ見て「あ、こういうことなんやろな」って解釈して帰るのか、自分に入れる時の解像度からも変わってきますよね。
 
出す時は出す時でもちろん自分のフィルターを通して出てきたものをいかに伝えるか。これはすごく意識していますね。でもやっぱり、なかなか、伝わらないですけどね(笑)
 
設計士さんと共有するのは特に難しいですよね。そもそもデザインを信じなきゃいけない職業ですが、私はそもそもデザインをあまり信じていなくて、人を呼ぶためのきっかけぐらいにしか思っていません(笑)大事なのはやっぱり人だと思っています。結局つくるのは人じゃないですか
 
僕は、そもそも、根が不動産屋なので、オーナーさんの資産の価値を上げることが仕事なんです。だからそうするために、どうしたらいいか、どういう人を集めてどういう場所にしたら、今までより価値が上がって、今後も上がっていくかというのを考えてしまうので、時にオーナーさんが「まちが変わってほしくない」って言われたら、わりと困ります。
だって価値が上がって馴染むかどうかって、入る人によるじゃないですか。
それと、貸主と借主、どっちかに寄るのはあんまり良くなくて、やっぱり対等であるべきだと思っています。」

― その辺りもずっと賃貸の仲介をやってこられたからこそのバランスですよね。

川端さん「そうですよ。少数派に対して僕は発信しているわけで、僕のところに来るお客さんの言うニーズの物件ってほぼないんです。KAWABATA channelにもそんなに物件数を載せていないのはなぜかと言うと載せたい物件があんまりないからです。
でも、ほしい声をいっぱい聞いているけど、ない。希望に合う物件をつくったら飛びつく人がいっぱいいるわけですよ。なんでやろう?と思ったら、今までのニーズに対してずっとお客さんの声を聞いてないからです。賃貸のカウンターには、いろんな人が来てニーズは蓄積されているはずなのに、それが、設計士に伝わってないままやっていますよね。,br> 誰も考えつかんことをやる設計士がすごいみたいな。「見たことないやろこんなデザイン!」みたいなのはみんなそんなに求めていなくて(笑)利便性重視とかもっとシンプルでいいはずなのに。
ものの形として結構カンニングしている感じはありますよね。ほとんどの事は賃貸のカウンターにあります。だから、共感を生むストーリーは必要やけど、そんなぶっ飛んだ奇をてらったことをする気はあんまりないですね。」

― お客さんの声を聞いて求められていると思ったものをつくっていらっしゃるんですね。

川端さん「そうですね。今、動いている企画もあります。
例えば、かっこいい店舗付き住宅ってないんですよ。でもニーズはめちゃくちゃ多いんです。店舗付き住宅ってだいたいボロボロが多い。なぜかと言うと新築の店舗付き住宅の賃貸って生み出されないから、だいたい誰かが家を買って1階を店にすることが多いんです。そうなるとその人が使い終わった後だから、だいたいボロボロなんですよね。店を直さなあかんのは当たり前で、家の部分も直さなあかんのですよ。
「店舗」って言うと縛りがあるから店舗部分は余白をつくっておいて、アトリエでもオフィスでもいい。1階を自分らで作って上に住んでもいい。みたいな人が入れるように、家部分はめっちゃきれいにして、余白部分はほぼ何もせず渡しましょうみたいな。
完全にカンニングですよね。そういうニーズを聞いているから提案できるんです。」

― 今、このようなプロジェクトを同時に何個ぐらい走らせてらっしゃるんですか?

今取り組んでいるプロジェクトは3つかな。琥珀街とコンテナと単管。

― どれもなかなか個性的なキーワードですね(笑)

(琥珀街プロジェクトについては後編で詳しくご紹介していきます!)

後半へ続きます。

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