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開発推進が間取りを企画
ところで先輩、どうやってさっきの収納棚のアイデアに行き着いたんですか?
実は、社内でアンケート取って「賃貸ひとり暮らしの不満あるある」を調査してみたの。
すると
①収納力不足
②キッチンが狭い
③ヨガなど趣味の活動をするスペースが不足
って結果だったの。
なるほど。そもそも社内に賃貸ひとり暮らしの人がいっぱいいますもんね。
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そう。だから割とリアルなユーザーニーズの調査ができる。
で、その不満を解決するというアプローチで商品企画案を考えたの。
・キッチンは壁付けにして、LDK一体空間をつくる
・据え付けの可動棚で、テレワークにも荷物置きにも対応
結果、リビングにもキッチンにも、フレキシブルに使える空間を確保できますよ
というストーリー。
なるほどぉ。ユーザーの課題を解決しながら26㎡の空間を有効活用するキーが可動棚というわけなんですね。
何しろ建築費が跳ね上がるような設備は入れられないしね。ちょっとした工夫が大事。
で、そこに根拠が無いと社内も通らないしね。
あ、これはね・・・アンケート結果でも、居室からキッチンが見えてるのがイヤとか、臭いが気になるからキッチンは仕切りたいっていう意見もいくつかあってね。
それを採り入れてみようと間仕切りの位置を変えたパターン。
これだと、リビングと寝室が一体化して、かなり趣が変わりますね。
そうなの。一方で寝室は隠したいという意見も多い。とくに女子。
自分だけの空間とはいえ、寝室は超プライバシー空間ですもんね。
オンオフと切り替えもしたいし。
ライフスタイルに合わせた間取り
だから「すっきりと暮らす。見せたくないものは隠し、見せたいものを魅せる」というコンセプトで提案しようかなって。
ユーザーニーズのツボを見事に押さえた企画というわけですね・・・さすが二宮先輩!
でも、そうやって最大公約数的な企画ができちゃってると、わたしがおもしろ案考える余地が・・・
別におもしろ案や斬新なアイデアばかりを求めているわけじゃないけどね(笑)
ただどんな仕事でもそうだと思うけど、ただの思いつきじゃなく根拠が無いとね。マーケットデータにしろ自分自身の体験にしろ。
わたし自身もひとり暮らし始めたばかりで、悩みながら部屋づくりをしているところ。
自分好みの部屋づくりをなんとか商品企画に繋げたいな。
マーケットの声を聞きつつ、わたしならではの部屋を・・・

「Re:noの仕事日記」次回をお楽しみに!
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