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京町家・土間の魅力
結局、二宮先輩の可動収納棚付きプランで決まりでしたね。サポート頑張ります。。
でも今回の企画ではそもそも的外れだったけど、次は土間のあるマンションをつくれないかな・・・
わたしもフォロー不足でごめんね。
そもそもの流れでいうと各専有部の間取りを決める段階で、まず水廻り設備の配置が決まるの。
上下階を貫く給水・排水竪管の位置を決めるから、その周りにキッチン・バス・トイレをどうレイアウトするか。
キッチンは基本的に離れたとことろには置けないわ。
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じゃあ、タイミングの問題でなく、わたしの考えた間取りはマンションではムリと・・・
100%不可能というわけじゃないけど、建築費用掛けて水廻り設計しないといけないから、現実的じゃないかな。。
以前に見てた、こっちの案だと理乃ちゃんのイメージとは違うのよね?
いわゆる玄関土間っぽい仕上げで考えてたんだけど。
うーん、やっぱりバルコニーまで抜けてないと、走り庭、通り庭じゃないし・・・
そもそも、京町家の真髄は平面的な配置以上に
・壁は漆喰や土で、湿気に強い
・土間は吹き抜けや高天井で天窓があり、煙や熱を逃す防火力が高い
・奥庭には季節を感じる植栽、日当たりの悪い坪庭には竹などを植えて暮らしに彩りをもたらす
等々、数え上げればキリがないほど、機能的な仕掛けがあるけど、それはうなぎの寝床と呼ばれる間口の狭い土地形状や、京都の風土という前提があってのもの。
鉄筋コンクリートのマンションとはベースが違うよ。
塩田先輩!
(突然現れて、めっちゃ熱弁振るうやん・・・)
まあ、わたしも京都出身だから、良き文化を採り入れたいという思いは分かるけどね。
(京都出身やったんや・・・)
でも、わたしは土間や京町家風建築の採用に固執しているというよりも、料理好きひとり暮らしのキッチンに対する不満を、土間で解決できるかなと思っただけなんです。
実はこの土間案もいろんな機能を持たせられるな、と思ったけど、床材そのもののコストや床のレベルを合わせるための設計上の問題とかあって、検討を止めたの。
資材や仕様はある程度、汎用的じゃないと集合住宅は成り立たないしね。
間取りだけじゃない暮らしづくり
何も専有部の間取りや住設ですべてを解決しようとする必要は無いよ。
共用部や、ソフトサービス、なんなら敷地外、その「まち」を上手く使うことで解決できることもあるんじゃないかな。
若手勉強会のテーマとして、「東京ひとり暮らしのまち分析」は継続すべしと思ってたんだ。
ユーザーが求める機能、ライフスタイル実現に応えるまちの選び方や作り方・・・
ぜひ別所さん発信で企画考えてみてよ

「Re:noの仕事日記」次回をお楽しみに!
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